会議・記録
会議・記録で一部だけAI化する業務
- 業務
- 2件
- 判定
- 一部だけAI化する
- 合うモデル
- 7件
会議・記録の業務のうち、当サイトの判定が「一部だけAI化する」のものを2件集めました。いまのやり方と、AIに移したあとのやり方を並べ、移す前の確認・最初の指示・測り方・合うモデルまで1ページで進めます。
いまのやり方と、移したあと
| 業務 | いま | 移したあと | 人に残る仕事 |
|---|---|---|---|
| 会議の目的を先に決める | なんとなく招集する | 議題から目的を書かせて確かめる | 本当に会議が要るかの判断 |
| 会議の記録を検索できるようにする | フォルダに置く | 中身から索引を作らせる | 重要度の判断 |
「一部だけAI化する」の意味
手順を決めてから、下ごしらえや下書きの部分だけをAIに渡す業務です。全部を任せると、人が見るべきところが抜けます。
| 業務 | 移しやすさ | 任せ方 | 向かない場合 |
|---|---|---|---|
| 会議の目的を先に決める | 手順を決めてから移す | 手順ごと移す | 定例会議の場合 |
| 会議の記録を検索できるようにする | 手順を決めてから移す | 手順ごと移す | 会議が少ない場合 |
移す前の確認
全部に印が付くまで、移さないでください。
移す手順
会議の目的を先に決めるを例にした4段の手順です。ほかの業務も同じ順で進めます。
1. いまのやり方を1回測る
「なんとなく招集する」に何分かかり、何回やり直したかを残します。移したあとと比べる材料になります。
2. 人に残る仕事を切り出す
「本当に会議が要るかの判断」はAIに任せません。誰がいつやるかを先に決め、手順に書き込みます。
3. 1件だけ移して比べる
「議題から目的を書かせて確かめる」の形で1件だけ通します。「目的らしい文が出るが、会議をやめる選択肢が消える」が起きないかを、ここで確かめます。
4. 続けるか戻すかを決める
記録を見て決めます。戻すときは「招集前の議題メモを残す」。戻せる状態を残したまま広げてください。
移さなくてよい業務を先に外す
当てはまるものは、無理に移さなくて構いません。
業務ごとの移し方
会議の目的を先に決める
いま:なんとなく招集する → 移したあと:議題から目的を書かせて確かめる
- 人に残る仕事:本当に会議が要るかの判断
- よくあるつまずき:目的らしい文が出るが、会議をやめる選択肢が消える
- 戻し方:招集前の議題メモを残す
- 向かない場合:定例会議の場合
会議の記録を検索できるようにする
いま:フォルダに置く → 移したあと:中身から索引を作らせる
- 人に残る仕事:重要度の判断
- よくあるつまずき:全部が同じ重みで索引され、探しても絞れない
- 戻し方:元の記録を残す
- 向かない場合:会議が少ない場合
AIに渡す最初の指示
「移したあと」のやり方で、AIに最初に渡す指示です。人に残る仕事はAIにやらせず、印を付けて返させます。
これから「会議の目的を先に決める」を手伝ってもらいます。 いままでは「なんとなく招集する」でしていましたが、「議題から目的を書かせて確かめる」に変えます。 【材料】[ここに貼る] 【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ] 【守ること】 ・「本当に会議が要るかの判断」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける ・材料にないことは書かず「材料にない」と書く ・目的らしい文が出るが、会議をやめる選択肢が消えることがないよう、迷う箇所は質問を返す
[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。
これから「会議の記録を検索できるようにする」を手伝ってもらいます。 いままでは「フォルダに置く」でしていましたが、「中身から索引を作らせる」に変えます。 【材料】[ここに貼る] 【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ] 【守ること】 ・「重要度の判断」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける ・材料にないことは書かず「材料にない」と書く ・全部が同じ重みで索引され、探しても絞れないことがないよう、迷う箇所は質問を返す
[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。
効果を測る
移す前と後で、同じ1件を比べます。
【業務】[ ]
【いま】かかった時間[ ]分/やり直し[ ]回
【移したあと】かかった時間[ ]分/やり直し[ ]回
【人に残った仕事】[ ]分
【出てきたもの】そのまま使えた/直した(直した箇所[ ])
【起きたつまずき】[ ]
【判断】続ける/やめる/もう1件
【やめるときの戻し方】[ ]人に残る仕事の担当を決める
AIに移しても、人に残る仕事は消えません。担当を書いて共有しておくと、抜け落ちを防げます。
【部署】[ ] 【見直す日】[ ] ・会議の目的を先に決める:本当に会議が要るかの判断 → 担当[ ]/いつ[ ] ・会議の記録を検索できるようにする:重要度の判断 → 担当[ ]/いつ[ ] 【困ったときの相談先】[ ]
社内に説明する
【試した業務】会議の目的を先に決める・会議の記録を検索できるようにする 【判定】一部だけAI化する(当サイトの判定を参考) 【試した結果】時間[ ]分→[ ]分/やり直し[ ]回→[ ]回 【人に残す仕事と担当】[ ] 【続けるかどうか】[ ] 【費用】[使ったモデルと月の目安]
会議・記録の業務に要る機能と、合うモデル
会議・記録の業務で効くのは録音をそのまま渡せることです。会議の録音を文字にしてから要約するので、音声を受け取れるモデルなら工程が1つ減ります。掲載76件のうち、この条件に合うのは7件でした。
| 候補 | なぜ候補か | 一度に読める量 | 入力100万 |
|---|---|---|---|
| Qwen3.8 Omni Flash | 単価がいちばん安い | 1,000,000 | $0.15 |
| Gemini 3.1 Flash Lite | 一度に読める量がいちばん多い | 1,048,576 | $0.25 |
Qwen3.8 Omni Flash(単価がいちばん安い)
Alibaba(Qwen)のモデルです。入力100万トークン$0.15(目安23円)。件数が多い作業ほど差が出ます。渡せる入力は文字・画像・音声・動画。
Gemini 3.1 Flash Lite(一度に読める量がいちばん多い)
Googleのモデルです。1,048,576トークン(原稿用紙でおよそ1,872枚)。資料を分けずに渡せます。渡せる入力は文字・画像・動画・ファイル・音声。
並べているのは公表されている仕様と単価だけで、出来の良し悪しの順位ではありません。同じ材料で1回ずつ試して、自分の作業で比べてください。
費用の目安を計算する
APIの料金は、読ませた量と書かせた量の両方にかかります。単価から3つの使い方の費用を出しました(入力・出力の量は当サイトの目安、1ドル150円)。
| モデル | メールの下書き1,000通 | 会議の要約100本 | 問い合わせの一次返信5,000件 |
|---|---|---|---|
| Qwen3.8 Omni Flash | $0.77(116円) | $0.319(48円) | $1.925(289円) |
| Gemini 3.1 Flash Lite | $2(300円) | $0.675(101円) | $5(750円) |
| Gemini 3.5 Flash Lite | $3.1(465円) | $0.95(143円) | $7.75(1,163円) |
| Gemini 3.8 Flash | $5.25(788円) | $1.875(281円) | $13.125(1,969円) |
| Gemini 3.7 Flash | $5.25(788円) | $1.875(281円) | $13.125(1,969円) |
| Gemini 3.6 Flash | $5.25(788円) | $1.875(281円) | $13.125(1,969円) |
| Gemini 3.5 Flash | $12(1,800円) | $4.05(608円) | $30(4,500円) |
件数と1件の長さを入れると、月の費用の目安が出ます。
【1件の入力】[ ]トークン(日本語は1字およそ1〜1.5トークン) 【1件の出力】[ ]トークン 【月の件数】[ ]件 入力の費用 = 1件の入力 × 月の件数 ÷ 1,000,000 × 入力の単価 出力の費用 = 1件の出力 × 月の件数 ÷ 1,000,000 × 出力の単価 月の費用 = 入力の費用 + 出力の費用(ドル)× 為替
録音をそのまま渡せるモデル7件
| モデル(提供元) | 一度に読める量 | 100万トークン 入力/出力 |
|---|---|---|
| Qwen3.8 Omni Flash(Alibaba(Qwen)) | 1,000,000 | $0.15/$0.47 |
| Gemini 3.1 Flash Lite(Google) | 1,048,576 | $0.25/$1.5 |
| Gemini 3.5 Flash Lite(Google) | 1,048,576 | $0.3/$2.5 |
| Gemini 3.8 Flash(Google) | 1,048,576 | $0.75/$3.75 |
| Gemini 3.7 Flash(Google) | 1,048,576 | $0.75/$3.75 |
| Gemini 3.6 Flash(Google) | 1,048,576 | $0.75/$3.75 |
| Gemini 3.5 Flash(Google) | 1,048,576 | $1.5/$9 |
会議・記録の業務で、合うモデルが一度に読める量
やりたいことに要るおおよその量と、この中のモデルのうち一度に読めるものの数です。足りないモデルでは、資料を分けて渡すことになります。
| やりたいこと | 要るおおよその量 | 一度に読めるモデル |
|---|---|---|
| メール1通を書かせる | 1,000トークン | 7件/7件 |
| A4の資料1枚を読ませる | 2,000トークン | 7件/7件 |
| 1時間の会議の文字起こしを要約 | 15,000トークン | 7件/7件 |
| 契約書1通を読ませる | 20,000トークン | 7件/7件 |
| 本1冊を読ませる | 150,000トークン | 7件/7件 |
| 社内規程一式(本5冊ほど) | 750,000トークン | 7件/7件 |
モデルを使う前に決めること
試す前に、情シスや上長と決めておくことです。
この記事で使っている言葉
コンテキスト(一度に読める量)
1回のやり取りで渡せる文章の長さです。足りないと、前に渡したところを忘れます。大きいほど長い資料を分けずに渡せますが、読ませた分だけ費用もかかります。
トークン
AIが文章を数える単位です。日本語はおおむね1字が1〜1.5トークン。料金も読める量も、このトークンで数えます。
入力の単価・出力の単価
100万トークンあたりの米ドルです。読ませた量に入力の単価、書かせた量に出力の単価がかかります。出力のほうが高いのが普通です。
仕様はhttps://openrouter.ai/api/v1/modelsから2026-09-25に取ったものです。OpenRouter が各提供元から集めて公開している仕様です。単価は100万トークンあたりの米ドル。ベンチマークの点数や順位は含みません。
会議・記録のほかの業務
手書きのメモを議事録にする
判定は「AIへ移しやすい」。いまは会議中に手で書き取る、移したあとは録音してAIに起こさせる。人に残るのは発言者の割り当てと固有名詞の直し。手書きのメモを議事録にする
議事録を清書する
判定は「AIへ移しやすい」。いまは録音を聞きながら打ち直す、移したあとは文字起こしを整形させる。人に残るのは決定事項と宿題の切り分け。議事録を清書する
議事録から宿題を抜き出す
判定は「AIへ移しやすい」。いまは読み返して書き出す、移したあとは抜き出させて確かめる。人に残るのは担当と期限の確定。議事録から宿題を抜き出す
会議の予定を組む
判定は「AIへ移しやすい」。いまは全員に聞いて調整、移したあとは条件から候補を出させる。人に残るのは優先順位の判断。会議の予定を組む
会議・記録のほかの判定
- 会議・記録で「AIへ移しやすい」業務(4件)
よくある質問
全部まとめて移したほうが早くありませんか?
比べる相手がいなくなるので、効果を説明できなくなります。1件ずつ移して、測ってから広げてください。
どのモデルがいちばん良いですか?
当サイトは点数や順位を持っていません。上の候補を同じ材料で試し、自分の作業で正しさと直す手間を比べて決めてください。
人に残る仕事は、いずれAIに任せられますか?
この2件の「人に残る仕事」は、間違えたときの影響が大きいか、判断の材料がAIに渡らないものです。任せるかどうかは、移したあとの記録を見てから決めます。
次にやること
- 1件選ぶ
上の表から、いちばん手間のかかっている業務を1件選びます。
会議の目的を先に決める - いまのやり方を測る
移す前の1回を測っておかないと、効果を説明できません。 - 合うモデルを2つ試す
候補から2つ選び、同じ材料で比べます。