会議・記録で「一部だけAI化する」業務2件|いまと移したあと・合うAIモデル

掲載データの確認日 2026/10/27

100作業を同じ条件でそろえています

会議・記録で一部だけAI化する業務のイメージ

会議・記録

会議・記録で一部だけAI化する業務

業務
2⁠件
判定
一部だけAI化する
合うモデル
7⁠件
判定で束ねる

会議・記録の業務のうち、当サイトの判定が「一部だけAI化する」のものを2⁠件集めました。いまのやり方と、AIに移したあとのやり方を並べ、移す前の確認・最初の指示・測り方・合うモデルまで1ページで進めます。

いまのやり方と、移したあと

業務いま移したあと人に残る仕事
会議の目的を先に決めるなんとなく招集する議題から目的を書かせて確かめる本当に会議が要るかの判断
会議の記録を検索できるようにするフォルダに置く中身から索引を作らせる重要度の判断

「一部だけAI化する」の意味

手順を決めてから、下ごしらえや下書きの部分だけをAIに渡す業務です。全部を任せると、人が見るべきところが抜けます。

業務移しやすさ任せ方向かない場合
会議の目的を先に決める手順を決めてから移す手順ごと移す定例会議の場合
会議の記録を検索できるようにする手順を決めてから移す手順ごと移す会議が少ない場合

移す前の確認

会議・記録の業務を移す前に0 / 5 確認ずみ

全部に印が付くまで、移さないでください。

移す手順

会議の目的を先に決めるを例にした4段の手順です。ほかの業務も同じ順で進めます。

1. いまのやり方を1回測る

「なんとなく招集する」に何分かかり、何回やり直したかを残します。移したあとと比べる材料になります。

2. 人に残る仕事を切り出す

「本当に会議が要るかの判断」はAIに任せません。誰がいつやるかを先に決め、手順に書き込みます。

3. 1⁠件だけ移して比べる

「議題から目的を書かせて確かめる」の形で1⁠件だけ通します。「目的らしい文が出るが、会議をやめる選択肢が消える」が起きないかを、ここで確かめます。

4. 続けるか戻すかを決める

記録を見て決めます。戻すときは「招集前の議題メモを残す」。戻せる状態を残したまま広げてください。

移さなくてよい業務を先に外す

移さなくてよい業務を外す0 / 2 確認ずみ

当てはまるものは、無理に移さなくて構いません。

業務ごとの移し方

会議の目的を先に決める

いま:なんとなく招集する → 移したあと:議題から目的を書かせて確かめる

  • 人に残る仕事:本当に会議が要るかの判断
  • よくあるつまずき:目的らしい文が出るが、会議をやめる選択肢が消える
  • 戻し方:招集前の議題メモを残す
  • 向かない場合:定例会議の場合

移す手順・人に残る仕事・効果の測り方・元に戻す手順

会議の記録を検索できるようにする

いま:フォルダに置く → 移したあと:中身から索引を作らせる

  • 人に残る仕事:重要度の判断
  • よくあるつまずき:全部が同じ重みで索引され、探しても絞れない
  • 戻し方:元の記録を残す
  • 向かない場合:会議が少ない場合

移す手順・人に残る仕事・効果の測り方・元に戻す手順

AIに渡す最初の指示

「移したあと」のやり方で、AIに最初に渡す指示です。人に残る仕事はAIにやらせず、印を付けて返させます。

「会議の目的を先に決める」をAIに頼む
これから「会議の目的を先に決める」を手伝ってもらいます。
いままでは「なんとなく招集する」でしていましたが、「議題から目的を書かせて確かめる」に変えます。

【材料】[ここに貼る]
【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ]

【守ること】
・「本当に会議が要るかの判断」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける
・材料にないことは書かず「材料にない」と書く
・目的らしい文が出るが、会議をやめる選択肢が消えることがないよう、迷う箇所は質問を返す

[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。

「会議の記録を検索できるようにする」をAIに頼む
これから「会議の記録を検索できるようにする」を手伝ってもらいます。
いままでは「フォルダに置く」でしていましたが、「中身から索引を作らせる」に変えます。

【材料】[ここに貼る]
【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ]

【守ること】
・「重要度の判断」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける
・材料にないことは書かず「材料にない」と書く
・全部が同じ重みで索引され、探しても絞れないことがないよう、迷う箇所は質問を返す

[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。

効果を測る

会議・記録の業務を1⁠件試したときの記録

移す前と後で、同じ1⁠件を比べます。

【業務】[ ]

【いま】かかった時間[ ]分/やり直し[ ]回
【移したあと】かかった時間[ ]分/やり直し[ ]回
【人に残った仕事】[ ]分

【出てきたもの】そのまま使えた/直した(直した箇所[ ])
【起きたつまずき】[ ]
【判断】続ける/やめる/もう1⁠件
【やめるときの戻し方】[ ]

人に残る仕事の担当を決める

AIに移しても、人に残る仕事は消えません。担当を書いて共有しておくと、抜け落ちを防げます。

人に残る仕事の担当表
【部署】[ ] 【見直す日】[ ]

・会議の目的を先に決める:本当に会議が要るかの判断 → 担当[ ]/いつ[ ]
・会議の記録を検索できるようにする:重要度の判断 → 担当[ ]/いつ[ ]

【困ったときの相談先】[ ]

社内に説明する

上長に出す一言の報告
【試した業務】会議の目的を先に決める・会議の記録を検索できるようにする
【判定】一部だけAI化する(当サイトの判定を参考)
【試した結果】時間[ ]分→[ ]分/やり直し[ ]回→[ ]回
【人に残す仕事と担当】[ ]
【続けるかどうか】[ ]
【費用】[使ったモデルと月の目安]

会議・記録の業務に要る機能と、合うモデル

会議・記録の業務で効くのは録音をそのまま渡せることです。会議の録音を文字にしてから要約するので、音声を受け取れるモデルなら工程が1つ減ります。掲載76⁠件のうち、この条件に合うのは7⁠件でした。

候補なぜ候補か一度に読める量入力100⁠万
Qwen3.8 Omni Flash単価がいちばん安い1,000,000$0.15
Gemini 3.1 Flash Lite一度に読める量がいちばん多い1,048,576$0.25

Qwen3.8 Omni Flash(単価がいちばん安い)

Alibaba(Qwen)のモデルです。入力100⁠万トークン$0.15(目安23⁠円)。件数が多い作業ほど差が出ます。渡せる入力は文字・画像・音声・動画。

Gemini 3.1 Flash Lite(一度に読める量がいちばん多い)

Googleのモデルです。1,048,576トークン(原稿用紙でおよそ1,872枚)。資料を分けずに渡せます。渡せる入力は文字・画像・動画・ファイル・音声。

並べているのは公表されている仕様と単価だけで、出来の良し悪しの順位ではありません。同じ材料で1回ずつ試して、自分の作業で比べてください。

費用の目安を計算する

APIの料金は、読ませた量と書かせた量の両方にかかります。単価から3つの使い方の費用を出しました(入力・出力の量は当サイトの目安、1ドル150⁠円)。

モデルメールの下書き1,000通会議の要約100本問い合わせの一次返信5,000⁠件
Qwen3.8 Omni Flash$0.77(116⁠円)$0.319(48⁠円)$1.925(289⁠円)
Gemini 3.1 Flash Lite$2(300⁠円)$0.675(101⁠円)$5(750⁠円)
Gemini 3.5 Flash Lite$3.1(465⁠円)$0.95(143⁠円)$7.75(1,163⁠円)
Gemini 3.8 Flash$5.25(788⁠円)$1.875(281⁠円)$13.125(1,969⁠円)
Gemini 3.7 Flash$5.25(788⁠円)$1.875(281⁠円)$13.125(1,969⁠円)
Gemini 3.6 Flash$5.25(788⁠円)$1.875(281⁠円)$13.125(1,969⁠円)
Gemini 3.5 Flash$12(1,800⁠円)$4.05(608⁠円)$30(4,500⁠円)
自分の量で計算する式

件数と1⁠件の長さを入れると、月の費用の目安が出ます。

【1⁠件の入力】[ ]トークン(日本語は1字およそ1〜1.5トークン)
【1⁠件の出力】[ ]トークン
【月の件数】[ ]件

入力の費用 = 1⁠件の入力 × 月の件数 ÷ 1,000,000 × 入力の単価
出力の費用 = 1⁠件の出力 × 月の件数 ÷ 1,000,000 × 出力の単価
月の費用 = 入力の費用 + 出力の費用(ドル)× 為替

録音をそのまま渡せるモデル7⁠件

モデル(提供元)一度に読める量100⁠万トークン 入力/出力
Qwen3.8 Omni Flash(Alibaba(Qwen))1,000,000$0.15/$0.47
Gemini 3.1 Flash Lite(Google)1,048,576$0.25/$1.5
Gemini 3.5 Flash Lite(Google)1,048,576$0.3/$2.5
Gemini 3.8 Flash(Google)1,048,576$0.75/$3.75
Gemini 3.7 Flash(Google)1,048,576$0.75/$3.75
Gemini 3.6 Flash(Google)1,048,576$0.75/$3.75
Gemini 3.5 Flash(Google)1,048,576$1.5/$9

会議・記録の業務で、合うモデルが一度に読める量

やりたいことに要るおおよその量と、この中のモデルのうち一度に読めるものの数です。足りないモデルでは、資料を分けて渡すことになります。

やりたいこと要るおおよその量一度に読めるモデル
メール1通を書かせる1,000トークン7⁠件/7⁠件
A4の資料1枚を読ませる2,000トークン7⁠件/7⁠件
1⁠時間の会議の文字起こしを要約15,000トークン7⁠件/7⁠件
契約書1通を読ませる20,000トークン7⁠件/7⁠件
本1冊を読ませる150,000トークン7⁠件/7⁠件
社内規程一式(本5冊ほど)750,000トークン7⁠件/7⁠件

モデルを使う前に決めること

APIのモデルを社内で使う前に0 / 5 確認ずみ

試す前に、情シスや上長と決めておくことです。

この記事で使っている言葉

コンテキスト(一度に読める量)

1回のやり取りで渡せる文章の長さです。足りないと、前に渡したところを忘れます。大きいほど長い資料を分けずに渡せますが、読ませた分だけ費用もかかります。

トークン

AIが文章を数える単位です。日本語はおおむね1字が1〜1.5トークン。料金も読める量も、このトークンで数えます。

入力の単価・出力の単価

100⁠万トークンあたりの米ドルです。読ませた量に入力の単価、書かせた量に出力の単価がかかります。出力のほうが高いのが普通です。

仕様はhttps://openrouter.ai/api/v1/modelsから2026-09-25に取ったものです。OpenRouter が各提供元から集めて公開している仕様です。単価は100⁠万トークンあたりの米ドル。ベンチマークの点数や順位は含みません。

会議・記録のほかの業務

手書きのメモを議事録にする

判定は「AIへ移しやすい」。いまは会議中に手で書き取る、移したあとは録音してAIに起こさせる。人に残るのは発言者の割り当てと固有名詞の直し。手書きのメモを議事録にする

議事録を清書する

判定は「AIへ移しやすい」。いまは録音を聞きながら打ち直す、移したあとは文字起こしを整形させる。人に残るのは決定事項と宿題の切り分け。議事録を清書する

議事録から宿題を抜き出す

判定は「AIへ移しやすい」。いまは読み返して書き出す、移したあとは抜き出させて確かめる。人に残るのは担当と期限の確定。議事録から宿題を抜き出す

会議の予定を組む

判定は「AIへ移しやすい」。いまは全員に聞いて調整、移したあとは条件から候補を出させる。人に残るのは優先順位の判断。会議の予定を組む

会議・記録のほかの判定

よくある質問

全部まとめて移したほうが早くありませんか?

比べる相手がいなくなるので、効果を説明できなくなります。1⁠件ずつ移して、測ってから広げてください。

どのモデルがいちばん良いですか?

当サイトは点数や順位を持っていません。上の候補を同じ材料で試し、自分の作業で正しさと直す手間を比べて決めてください。

人に残る仕事は、いずれAIに任せられますか?

この2⁠件の「人に残る仕事」は、間違えたときの影響が大きいか、判断の材料がAIに渡らないものです。任せるかどうかは、移したあとの記録を見てから決めます。

次にやること

  • 1⁠件選ぶ
    上の表から、いちばん手間のかかっている業務を1⁠件選びます。
    会議の目的を先に決める
  • いまのやり方を測る
    移す前の1回を測っておかないと、効果を説明できません。
  • 合うモデルを2つ試す
    候補から2つ選び、同じ材料で比べます。