「支払いの期限を管理する」をAIに移しても、支払いの可否判断は人に残ります。ここを任せると事故になります。何が残るのかを整理しました。
人に残る仕事
支払いの可否判断です。下書きまでは任せられます。出てきたものを使うかどうかは人が決めます。
| 分類 | 経理・請求当サイト整理 |
|---|---|
| いまのやり方 | 一覧を目で見る当サイト整理 |
| 移したあとのやり方 | 期限が近いものを出させる当サイト整理 |
| 人に残る仕事 | 支払いの可否判断当サイト判断 |
| 削れる時間の目安 | 60%当サイト試算 |
| 移すのにかかる日数 | 3日当サイト試算 |
| 移し方 | 下書きを任せる当サイト判断 |
| この表の数字について | 削れる時間は、任せられる範囲(下書きだけか、手順ごとか、判断は人に残すか)から当サイトが見積もった目安です。移すのにかかる日数は「試しに1件やってみるところまで」と定義しています。どちらも作業量と慣れによって変わります。移す前に、いまのやり方を1回ぶん測ってください。 |
任せると何が起きるか
通知は出るが、誰が払うかが決まっていない
これは道具の性能の問題ではありません。支払いの可否判断に必要な情報が、そもそも渡されていないからです。渡せない情報がある以上、ここは人が持つしかありません。
残る仕事をどう軽くするか
減らせないなら、やりやすくします。期限が近いものを出させる形にすると、人が見るのは出てきたものだけになります。作業全体の40%まで縮むので、見る量そのものが減ります。
経理・請求のなかでの効き方
経理・請求に入る6件を、削れる時間の大きい順に並べました。「支払いの期限を管理する」は4番目です。手をつける順は、この並びで決めてください。
| 位置 | 作業 | 削れる時間 | 移す日数 |
|---|---|---|---|
| いちばん効く | 請求書の内容を台帳に入れる | 65% | 7日 |
| まんなか | 支払いの期限を管理する | 60% | 3日 |
| いちばん効かない | 経費の規程違反を見つける | 50% | 7日 |
「支払いの期限を管理する」を移さないほうがよい場合
支払い先が少ない場合は、いまのやり方のままで構いません。移すのに3日かかって、削れるのは60%です。もともとの作業量が少なければ、移す手間を回収できません。
逆に、支払い先が少ない場合に当てはまらないなら移す価値があります。60%は大きいほうです。
同じ経理・請求なら、請求書の内容を台帳に入れるのほうが効きます(65%削減・7日)。先に移すならそちらです。
経理・請求のほかの作業
- 請求書の内容を台帳に入れる(65%削減・7日)
- 経費の精算をまとめる(65%削減・7日)
- 経理の仕訳を起こす(50%削減・10日)
- 入金の消し込みをする(60%削減・7日)
- 経費の規程違反を見つける(50%削減・7日)
よくある質問
ここでよく聞かれる2つです。どちらも条件で決まるので、当てはまるかどうかで判断してください。
慣れれば任せられますか?
慣れで変わるのは渡し方です。支払いの可否判断そのものは、渡す情報が増えないかぎり任せられません。
人が見る工程を省いてよいですか?
省くと通知は出るが、誰が払うかが決まっていない状態が、誰にも気づかれずに続きます。省くなら、あとで気づく仕組みを別に作ってください。
次にやること
3つあります。上から順にやってください。
- いまのやり方を1回ぶん測る
何分かかって、何回やり直したかを控えてください。測らずに移すと、効果を聞かれたときに答えられません。ここの60%は目安で、あなたの現場の数字ではありません。 - 1件だけ試す
期限が近いものを出させる形で1件やってみてください。3日で試せます。全部を切り替えると、合わなかったときに戻す先がなくなります。 - 人に残る仕事を決める
支払いの可否判断は残ります。誰がやるかを決めずに移すと、抜け落ちたまま流れます。
経理・請求はどこまで任せられるか
経理・請求に入る6件を、任せられる範囲で数えました。支払いの期限を管理するを移すかどうかの材料になります。
下書きを任せられるもの
6件のうち1件です。出てきたものを人が直す形なので、事故が起きにくいです。支払いの期限を管理するもここです。1件目に向きます。
手順ごと移せるもの
6件のうち4件です。例外に当たったときの判断は残ります。
判断が人に残るもの
6件のうち1件です。任せられるのは材料を並べるところまでです。
この記事で使っている言葉
この記事には、当サイトが決めた言い方が3つ出てきます。移すかどうかの判断に関わるので、意味を先に書きます。削れる時間と移す日数は当サイトの見積もりで、作業量と慣れによって変わります。
移し方(下書きを任せる)
下書きを任せて、出てきたものを人が直す形です。使うかどうかは人が決めます。判定は「どこまでを機械に渡せるか」で分けています。
削れる時間(60%)
手を動かす部分が減る割合です。支払いの可否判断は人に残るので、40%より下には行きません。確認と手直しの時間まで含めて見積もっています。
移す日数(3日)
試しに1件やってみるところまでと定義した当サイトの見積もりです。全部を切り替えるまでの日数ではありません。切り替える判断は、2週間の並走のあとです。
移したあとに起きること
1件動いてからのほうが長く付き合います。支払いの期限を管理するで後から出てくる場面です。
人に残る仕事を誰も見なくなったとき
支払いの可否判断を飛ばすと、通知は出るが、誰が払うかが決まっていない状態が誰にも気づかれずに続きます。省くなら、あとで気づく仕組みを別に作ってください。
思ったより減らなかったとき
確認と手直しの時間を数え忘れていることが多いです。出てきたものを直す時間まで含めて測り直してください。それでも減っていなければ、この作業は移さないほうがいいです。一覧を残すので、戻れます。
渡す先の道具が変わったとき
手順そのものは変わりません。どこを任せてどこを人がやるかを決めてあれば、渡す先が変わるだけです。決めていない状態で道具を替えると、毎回ゼロから作り直すことになります。
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