調べる・まとめるで「一部だけAI化する」業務4件|いまと移したあと・合うAIモデル

掲載データの確認日 2026/10/27

100作業を同じ条件でそろえています

調べる・まとめるで一部だけAI化する業務のイメージ

調べる・まとめる

調べる・まとめるで一部だけAI化する業務

業務
4⁠件
判定
一部だけAI化する
合うモデル
44⁠件
判定で束ねる

調べる・まとめるの業務のうち、当サイトの判定が「一部だけAI化する」のものを4⁠件集めました。いまのやり方と、AIに移したあとのやり方を並べ、移す前の確認・最初の指示・測り方・合うモデルまで1ページで進めます。

いまのやり方と、移したあと

業務いま移したあと人に残る仕事
競合の動きを調べる検索して自分で読むAIに集めさせて自分で読む情報の真偽の確認
アンケートの自由記述を読む全部読んで分類する分類させて自分で確かめる少数意見の拾い上げ
古い資料から必要な部分を探す開いて目で探す検索させて該当箇所を出させる文脈の確認
専門的な内容を理解する資料を読み込むかみ砕かせて原文で確かめる正確さの担保

「一部だけAI化する」の意味

手順を決めてから、下ごしらえや下書きの部分だけをAIに渡す業務です。全部を任せると、人が見るべきところが抜けます。

業務移しやすさ任せ方向かない場合
競合の動きを調べる手順を決めてから移す手順ごと移す調べる対象が少ない場合
アンケートの自由記述を読む手順を決めてから移す手順ごと移す回答が数十件までの場合
古い資料から必要な部分を探す手順を決めてから移す手順ごと移す資料が数点の場合
専門的な内容を理解する手順を決めてから移す手順ごと移す自分の専門分野の場合

移す前の確認

調べる・まとめるの業務を移す前に0 / 7 確認ずみ

全部に印が付くまで、移さないでください。

移す手順

競合の動きを調べるを例にした4段の手順です。ほかの業務も同じ順で進めます。

1. いまのやり方を1回測る

「検索して自分で読む」に何分かかり、何回やり直したかを残します。移したあとと比べる材料になります。

2. 人に残る仕事を切り出す

「情報の真偽の確認」はAIに任せません。誰がいつやるかを先に決め、手順に書き込みます。

3. 1⁠件だけ移して比べる

「AIに集めさせて自分で読む」の形で1⁠件だけ通します。「古い情報や存在しない出典が出てくる」が起きないかを、ここで確かめます。

4. 続けるか戻すかを決める

記録を見て決めます。戻すときは「出典のURLを残せば、あとから確かめ直せる」。戻せる状態を残したまま広げてください。

移さなくてよい業務を先に外す

移さなくてよい業務を外す0 / 4 確認ずみ

当てはまるものは、無理に移さなくて構いません。

業務ごとの移し方

競合の動きを調べる

いま:検索して自分で読む → 移したあと:AIに集めさせて自分で読む

  • 人に残る仕事:情報の真偽の確認
  • よくあるつまずき:古い情報や存在しない出典が出てくる
  • 戻し方:出典のURLを残せば、あとから確かめ直せる
  • 向かない場合:調べる対象が少ない場合

移す手順・人に残る仕事・効果の測り方・元に戻す手順

アンケートの自由記述を読む

いま:全部読んで分類する → 移したあと:分類させて自分で確かめる

  • 人に残る仕事:少数意見の拾い上げ
  • よくあるつまずき:多い意見だけが残り、重要な少数意見が消える
  • 戻し方:原文を全部残せば、いつでも読み直せる
  • 向かない場合:回答が数十件までの場合

移す手順・人に残る仕事・効果の測り方・元に戻す手順

古い資料から必要な部分を探す

いま:開いて目で探す → 移したあと:検索させて該当箇所を出させる

  • 人に残る仕事:文脈の確認
  • よくあるつまずき:該当箇所だけ切り出され、前提が抜ける
  • 戻し方:原文の場所を必ず出させる
  • 向かない場合:資料が数点の場合

移す手順・人に残る仕事・効果の測り方・元に戻す手順

専門的な内容を理解する

いま:資料を読み込む → 移したあと:かみ砕かせて原文で確かめる

  • 人に残る仕事:正確さの担保
  • よくあるつまずき:分かりやすくなるが、大事な条件が落ちる
  • 戻し方:原文を必ず併読する
  • 向かない場合:自分の専門分野の場合

移す手順・人に残る仕事・効果の測り方・元に戻す手順

AIに渡す最初の指示

「移したあと」のやり方で、AIに最初に渡す指示です。人に残る仕事はAIにやらせず、印を付けて返させます。

「競合の動きを調べる」をAIに頼む
これから「競合の動きを調べる」を手伝ってもらいます。
いままでは「検索して自分で読む」でしていましたが、「AIに集めさせて自分で読む」に変えます。

【材料】[ここに貼る]
【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ]

【守ること】
・「情報の真偽の確認」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける
・材料にないことは書かず「材料にない」と書く
・古い情報や存在しない出典が出てくることがないよう、迷う箇所は質問を返す

[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。

「アンケートの自由記述を読む」をAIに頼む
これから「アンケートの自由記述を読む」を手伝ってもらいます。
いままでは「全部読んで分類する」でしていましたが、「分類させて自分で確かめる」に変えます。

【材料】[ここに貼る]
【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ]

【守ること】
・「少数意見の拾い上げ」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける
・材料にないことは書かず「材料にない」と書く
・多い意見だけが残り、重要な少数意見が消えることがないよう、迷う箇所は質問を返す

[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。

「古い資料から必要な部分を探す」をAIに頼む
これから「古い資料から必要な部分を探す」を手伝ってもらいます。
いままでは「開いて目で探す」でしていましたが、「検索させて該当箇所を出させる」に変えます。

【材料】[ここに貼る]
【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ]

【守ること】
・「文脈の確認」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける
・材料にないことは書かず「材料にない」と書く
・該当箇所だけ切り出され、前提が抜けることがないよう、迷う箇所は質問を返す

[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。

「専門的な内容を理解する」をAIに頼む
これから「専門的な内容を理解する」を手伝ってもらいます。
いままでは「資料を読み込む」でしていましたが、「かみ砕かせて原文で確かめる」に変えます。

【材料】[ここに貼る]
【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ]

【守ること】
・「正確さの担保」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける
・材料にないことは書かず「材料にない」と書く
・分かりやすくなるが、大事な条件が落ちることがないよう、迷う箇所は質問を返す

[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。

効果を測る

調べる・まとめるの業務を1⁠件試したときの記録

移す前と後で、同じ1⁠件を比べます。

【業務】[ ]

【いま】かかった時間[ ]分/やり直し[ ]回
【移したあと】かかった時間[ ]分/やり直し[ ]回
【人に残った仕事】[ ]分

【出てきたもの】そのまま使えた/直した(直した箇所[ ])
【起きたつまずき】[ ]
【判断】続ける/やめる/もう1⁠件
【やめるときの戻し方】[ ]

人に残る仕事の担当を決める

AIに移しても、人に残る仕事は消えません。担当を書いて共有しておくと、抜け落ちを防げます。

人に残る仕事の担当表
【部署】[ ] 【見直す日】[ ]

・競合の動きを調べる:情報の真偽の確認 → 担当[ ]/いつ[ ]
・アンケートの自由記述を読む:少数意見の拾い上げ → 担当[ ]/いつ[ ]
・古い資料から必要な部分を探す:文脈の確認 → 担当[ ]/いつ[ ]
・専門的な内容を理解する:正確さの担保 → 担当[ ]/いつ[ ]

【困ったときの相談先】[ ]

社内に説明する

上長に出す一言の報告
【試した業務】競合の動きを調べる・アンケートの自由記述を読む・古い資料から必要な部分を探すほか
【判定】一部だけAI化する(当サイトの判定を参考)
【試した結果】時間[ ]分→[ ]分/やり直し[ ]回→[ ]回
【人に残す仕事と担当】[ ]
【続けるかどうか】[ ]
【費用】[使ったモデルと月の目安]

調べる・まとめるの業務に要る機能と、合うモデル

調べる・まとめるの業務で効くのは長い資料を一度に読めることです。複数の資料をまとめて読ませるので、一度に渡せる量が足りないと前の資料を忘れます。掲載76⁠件のうち、この条件に合うのは44⁠件でした。

候補なぜ候補か一度に読める量入力100⁠万
DeepSeek V4 Flash 0731単価がいちばん安い1,310,720$0.03
Grok 4.20 Multi-Agent一度に読める量がいちばん多い2,000,000$1.25
GPT-6 Sol Pro別の提供元で、単価が中くらい1,050,000$2

DeepSeek V4 Flash 0731(単価がいちばん安い)

DeepSeekのモデルです。入力100⁠万トークン$0.03(目安5⁠円)。件数が多い作業ほど差が出ます。渡せる入力は文字。

Grok 4.20 Multi-Agent(一度に読める量がいちばん多い)

xAIのモデルです。2,000,000トークン(原稿用紙でおよそ3,571枚)。資料を分けずに渡せます。渡せる入力は文字・画像・ファイル。

GPT-6 Sol Pro(別の提供元で、単価が中くらい)

OpenAIのモデルです。OpenAIのモデルで、入力100⁠万トークン$2。1⁠社に寄せないための比べ先になります。渡せる入力はファイル・画像・文字。

並べているのは公表されている仕様と単価だけで、出来の良し悪しの順位ではありません。同じ材料で1回ずつ試して、自分の作業で比べてください。

費用の目安を計算する

APIの料金は、読ませた量と書かせた量の両方にかかります。単価から3つの使い方の費用を出しました(入力・出力の量は当サイトの目安、1ドル150⁠円)。

モデルメールの下書き1,000通会議の要約100本問い合わせの一次返信5,000⁠件
DeepSeek V4 Flash 0731$0.38(57⁠円)$0.109(16⁠円)$0.95(143⁠円)
DeepSeek V4 Flash 0423$0.196(29⁠円)$0.093(14⁠円)$0.49(74⁠円)
Llama 4 Scout$0.5(75⁠円)$0.21(32⁠円)$1.25(188⁠円)
GPT-6 Luna Pro$0.7(105⁠円)$0.25(38⁠円)$1.75(263⁠円)
GPT-6 Luna$0.7(105⁠円)$0.25(38⁠円)$1.75(263⁠円)
DeepSeek V4.1 Flash$0.9(135⁠円)$0.345(52⁠円)$2.25(338⁠円)
Qwen3.8 Omni Flash$0.77(116⁠円)$0.319(48⁠円)$1.925(289⁠円)
Qwen3.8 Flash$0.77(116⁠円)$0.319(48⁠円)$1.925(289⁠円)
Llama 4 Maverick$1.029(154⁠円)$0.413(62⁠円)$2.573(386⁠円)
GPT-5.6 Luna Pro$1.6(240⁠円)$0.54(81⁠円)$4(600⁠円)
自分の量で計算する式

件数と1⁠件の長さを入れると、月の費用の目安が出ます。

【1⁠件の入力】[ ]トークン(日本語は1字およそ1〜1.5トークン)
【1⁠件の出力】[ ]トークン
【月の件数】[ ]件

入力の費用 = 1⁠件の入力 × 月の件数 ÷ 1,000,000 × 入力の単価
出力の費用 = 1⁠件の出力 × 月の件数 ÷ 1,000,000 × 出力の単価
月の費用 = 入力の費用 + 出力の費用(ドル)× 為替

長い資料を一度に読めるモデル44⁠件

モデル(提供元)一度に読める量100⁠万トークン 入力/出力
DeepSeek V4 Flash 0731(DeepSeek)1,310,720$0.03/$0.32
DeepSeek V4 Flash 0423(DeepSeek)1,048,576$0.049/$0.098
Llama 4 Scout(Meta)1,310,720$0.1/$0.3
GPT-6 Luna Pro(OpenAI)1,050,000$0.1/$0.5
GPT-6 Luna(OpenAI)1,050,000$0.1/$0.5
DeepSeek V4.1 Flash(DeepSeek)1,048,576$0.15/$0.6
Qwen3.8 Omni Flash(Alibaba(Qwen))1,000,000$0.15/$0.47
Qwen3.8 Flash(Alibaba(Qwen))1,000,000$0.15/$0.47
Llama 4 Maverick(Meta)1,048,576$0.188/$0.653
GPT-5.6 Luna Pro(OpenAI)1,050,000$0.2/$1.2
GPT-5.6 Luna(OpenAI)1,050,000$0.2/$1.2
Gemini 3.1 Flash Lite(Google)1,048,576$0.25/$1.5
Gemini 3.5 Flash Lite(Google)1,048,576$0.3/$2.5
Nova 2 Lite(Amazon)1,000,000$0.3/$2.5
GLM 5.3 FlashX(Z.ai)1,048,576$0.37/$1.25
Qwen3.8 27B(Alibaba(Qwen))1,000,000$0.42/$3
DeepSeek V4 Pro 0813(DeepSeek)1,048,576$0.462/$1.386
Gemini 3.8 Flash(Google)1,048,576$0.75/$3.75
Gemini 3.7 Flash(Google)1,048,576$0.75/$3.75
Gemini 3.6 Flash(Google)1,048,576$0.75/$3.75

ほかに24⁠件あります(入力の単価が高い順に省略)。

調べる・まとめるの業務で、合うモデルが一度に読める量

やりたいことに要るおおよその量と、この中のモデルのうち一度に読めるものの数です。足りないモデルでは、資料を分けて渡すことになります。

やりたいこと要るおおよその量一度に読めるモデル
メール1通を書かせる1,000トークン44⁠件/44⁠件
A4の資料1枚を読ませる2,000トークン44⁠件/44⁠件
1⁠時間の会議の文字起こしを要約15,000トークン44⁠件/44⁠件
契約書1通を読ませる20,000トークン44⁠件/44⁠件
本1冊を読ませる150,000トークン44⁠件/44⁠件
社内規程一式(本5冊ほど)750,000トークン44⁠件/44⁠件

モデルを使う前に決めること

APIのモデルを社内で使う前に0 / 5 確認ずみ

試す前に、情シスや上長と決めておくことです。

この記事で使っている言葉

コンテキスト(一度に読める量)

1回のやり取りで渡せる文章の長さです。足りないと、前に渡したところを忘れます。大きいほど長い資料を分けずに渡せますが、読ませた分だけ費用もかかります。

トークン

AIが文章を数える単位です。日本語はおおむね1字が1〜1.5トークン。料金も読める量も、このトークンで数えます。

入力の単価・出力の単価

100⁠万トークンあたりの米ドルです。読ませた量に入力の単価、書かせた量に出力の単価がかかります。出力のほうが高いのが普通です。

仕様はhttps://openrouter.ai/api/v1/modelsから2026-09-25に取ったものです。OpenRouter が各提供元から集めて公開している仕様です。単価は100⁠万トークンあたりの米ドル。ベンチマークの点数や順位は含みません。

調べる・まとめるのほかの業務

資料の要約を作る

判定は「AIへ移しやすい」。いまは全部読んで自分でまとめる、移したあとはAIに要点を出させて確かめる。人に残るのは重要度の判断。資料の要約を作る

一次情報にたどり着く

判定は「判断は人に残す」。いまは検索して原典を探す、移したあとは候補を出させて自分で確かめる。人に残るのは出典の真偽。一次情報にたどり着く

調べた内容を人に説明する

判定は「AIへ移しやすい」。いまは自分でまとめて話す、移したあとは構成を出させて中身を入れる。人に残るのは相手に合わせた深さ。調べた内容を人に説明する

調べる・まとめるのほかの判定

よくある質問

全部まとめて移したほうが早くありませんか?

比べる相手がいなくなるので、効果を説明できなくなります。1⁠件ずつ移して、測ってから広げてください。

どのモデルがいちばん良いですか?

当サイトは点数や順位を持っていません。上の候補を同じ材料で試し、自分の作業で正しさと直す手間を比べて決めてください。

人に残る仕事は、いずれAIに任せられますか?

この4⁠件の「人に残る仕事」は、間違えたときの影響が大きいか、判断の材料がAIに渡らないものです。任せるかどうかは、移したあとの記録を見てから決めます。

次にやること

  • 1⁠件選ぶ
    上の表から、いちばん手間のかかっている業務を1⁠件選びます。
    競合の動きを調べる
  • いまのやり方を測る
    移す前の1回を測っておかないと、効果を説明できません。
  • 合うモデルを2つ試す
    候補から2つ選び、同じ材料で比べます。