「表の数字を別の表に写す」をAIに移しても、一致しなかったものの確認は人に残ります。ここを任せると事故になります。何が残るのかを整理しました。
人に残る仕事
一致しなかったものの確認です。手順ごと移せますが、例外に当たったときの判断は残ります。
| 分類 | データ・集計当サイト整理 |
|---|---|
| いまのやり方 | 画面を見ながら手で入力当サイト整理 |
| 移したあとのやり方 | 読み取らせて突き合わせる当サイト整理 |
| 人に残る仕事 | 一致しなかったものの確認当サイト判断 |
| 削れる時間の目安 | 70%当サイト試算 |
| 移すのにかかる日数 | 7日当サイト試算 |
| 移し方 | 手順ごと移す当サイト判断 |
| この表の数字について | 削れる時間は、任せられる範囲(下書きだけか、手順ごとか、判断は人に残すか)から当サイトが見積もった目安です。移すのにかかる日数は「試しに1件やってみるところまで」と定義しています。どちらも作業量と慣れによって変わります。移す前に、いまのやり方を1回ぶん測ってください。 |
任せると何が起きるか
桁や単位を取り違えたまま通る
これは道具の性能の問題ではありません。一致しなかったものの確認に必要な情報が、そもそも渡されていないからです。渡せない情報がある以上、ここは人が持つしかありません。
残る仕事をどう軽くするか
減らせないなら、やりやすくします。読み取らせて突き合わせる形にすると、人が見るのは出てきたものだけになります。作業全体の30%まで縮むので、見る量そのものが減ります。
データ・集計のなかでの効き方
データ・集計に入る7件を、削れる時間の大きい順に並べました。「表の数字を別の表に写す」は1番目です。手をつける順は、この並びで決めてください。
| 位置 | 作業 | 削れる時間 | 移す日数 |
|---|---|---|---|
| いちばん効く | 表の数字を別の表に写す | 70% | 7日 |
| まんなか | 売上の数字をまとめる | 45% | 7日 |
| いちばん効かない | 売上の予測を立てる | 35% | 10日 |
「表の数字を別の表に写す」を移さないほうがよい場合
写す件数が少ない場合は、いまのやり方のままで構いません。移すのに7日かかって、削れるのは70%です。もともとの作業量が少なければ、移す手間を回収できません。
逆に、写す件数が少ない場合に当てはまらないなら移す価値があります。70%は大きいほうです。
データ・集計のなかでは削減が大きいほうです。ここから手をつけるのが順当です。
データ・集計のほかの作業
- 売上の数字をまとめる(45%削減・7日)
- 数字の異常を見つける(45%削減・10日)
- 売上の予測を立てる(35%削減・10日)
- 複数の表を1つにまとめる(60%削減・7日)
- 集計の定義を揃える(40%削減・10日)
- データの誤りを直す(55%削減・7日)
よくある質問
ここでよく聞かれる2つです。どちらも条件で決まるので、当てはまるかどうかで判断してください。
慣れれば任せられますか?
慣れで変わるのは渡し方です。一致しなかったものの確認そのものは、渡す情報が増えないかぎり任せられません。
人が見る工程を省いてよいですか?
省くと桁や単位を取り違えたまま通る状態が、誰にも気づかれずに続きます。省くなら、あとで気づく仕組みを別に作ってください。
次にやること
3つあります。上から順にやってください。
- いまのやり方を1回ぶん測る
何分かかって、何回やり直したかを控えてください。測らずに移すと、効果を聞かれたときに答えられません。ここの70%は目安で、あなたの現場の数字ではありません。 - 1件だけ試す
読み取らせて突き合わせる形で1件やってみてください。7日で試せます。全部を切り替えると、合わなかったときに戻す先がなくなります。 - 人に残る仕事を決める
一致しなかったものの確認は残ります。誰がやるかを決めずに移すと、抜け落ちたまま流れます。
データ・集計はどこまで任せられるか
データ・集計に入る7件を、任せられる範囲で数えました。表の数字を別の表に写すを移すかどうかの材料になります。
下書きを任せられるもの
7件のうち0件です。出てきたものを人が直す形なので、事故が起きにくいです。表の数字を別の表に写すはここには入りません。
手順ごと移せるもの
7件のうち4件です。例外に当たったときの判断は残ります。表の数字を別の表に写すはここです。例外をどう扱うかを先に決めてください。
判断が人に残るもの
7件のうち3件です。任せられるのは材料を並べるところまでです。
この記事で使っている言葉
この記事には、当サイトが決めた言い方が3つ出てきます。移すかどうかの判断に関わるので、意味を先に書きます。削れる時間と移す日数は当サイトの見積もりで、作業量と慣れによって変わります。
移し方(手順ごと移す)
手順ごと移せますが、例外に当たったときの判断は残ります。判定は「どこまでを機械に渡せるか」で分けています。
削れる時間(70%)
手を動かす部分が減る割合です。一致しなかったものの確認は人に残るので、30%より下には行きません。確認と手直しの時間まで含めて見積もっています。
移す日数(7日)
試しに1件やってみるところまでと定義した当サイトの見積もりです。全部を切り替えるまでの日数ではありません。切り替える判断は、2週間の並走のあとです。
移したあとに起きること
1件動いてからのほうが長く付き合います。表の数字を別の表に写すで後から出てくる場面です。
人に残る仕事を誰も見なくなったとき
一致しなかったものの確認を飛ばすと、桁や単位を取り違えたまま通る状態が誰にも気づかれずに続きます。省くなら、あとで気づく仕組みを別に作ってください。
思ったより減らなかったとき
確認と手直しの時間を数え忘れていることが多いです。出てきたものを直す時間まで含めて測り直してください。それでも減っていなければ、この作業は移さないほうがいいです。元の表を残しておけば、いつでも照合できるので、戻れます。
渡す先の道具が変わったとき
手順そのものは変わりません。どこを任せてどこを人がやるかを決めてあれば、渡す先が変わるだけです。決めていない状態で道具を替えると、毎回ゼロから作り直すことになります。
コメントを残す