「顧客の解約の予兆を見つける」をAIに移しても、関係性の判断は人に残ります。ここを任せると事故になります。何が残るのかを整理しました。
人に残る仕事
関係性の判断です。この作業は判断が中心なので、任せられるのは材料を並べるところまでです。決めるのは人です。
| 分類 | 営業・顧客当サイト整理 |
|---|---|
| いまのやり方 | やり取りから感じ取る当サイト整理 |
| 移したあとのやり方 | 変化を出させて自分で見る当サイト整理 |
| 人に残る仕事 | 関係性の判断当サイト判断 |
| 削れる時間の目安 | 35%当サイト試算 |
| 移すのにかかる日数 | 10日当サイト試算 |
| 移し方 | 判断は人が残す当サイト判断 |
| この表の数字について | 削れる時間は、任せられる範囲(下書きだけか、手順ごとか、判断は人に残すか)から当サイトが見積もった目安です。移すのにかかる日数は「試しに1件やってみるところまで」と定義しています。どちらも作業量と慣れによって変わります。移す前に、いまのやり方を1回ぶん測ってください。 |
任せると何が起きるか
数字の変化だけが出て、理由が分からない
これは道具の性能の問題ではありません。関係性の判断に必要な情報が、そもそも渡されていないからです。渡せない情報がある以上、ここは人が持つしかありません。
残る仕事をどう軽くするか
減らせないなら、やりやすくします。変化を出させて自分で見る形にすると、人が見るのは出てきたものだけになります。それでも65%は残ります。営業・顧客のなかでは残るほうです。
営業・顧客のなかでの効き方
営業・顧客に入る9件を、削れる時間の大きい順に並べました。「顧客の解約の予兆を見つける」は8番目です。手をつける順は、この並びで決めてください。
| 位置 | 作業 | 削れる時間 | 移す日数 |
|---|---|---|---|
| いちばん効く | 名刺の情報を台帳に入れる | 70% | 3日 |
| まんなか | 取引先へのお礼状を書く | 50% | その日のうち |
| いちばん効かない | 契約更新の可否を判断する | 30% | 10日 |
「顧客の解約の予兆を見つける」を移さないほうがよい場合
顧客が少ない場合は、いまのやり方のままで構いません。移すのに10日かかって、削れるのは35%です。もともとの作業量が少なければ、移す手間を回収できません。
この作業は判断が中心です。関係性の判断は人に残ります。全部を任せるつもりで移すと、間違ったまま進む事故が起きます。
同じ営業・顧客なら、名刺の情報を台帳に入れるのほうが効きます(70%削減・3日)。先に移すならそちらです。
営業・顧客のほかの作業
- 見積書を作る(55%削減・7日)
- 顧客への提案内容を考える(35%削減・10日)
- 名刺の情報を台帳に入れる(70%削減・3日)
- 顧客の履歴をまとめる(50%削減・7日)
- 取引先へのお礼状を書く(50%削減・その日のうち)
- 契約更新の可否を判断する(30%削減・10日)
- 外注先への指示書を書く(50%削減・7日)
- 顧客の要望を分類する(55%削減・7日)
よくある質問
ここでよく聞かれる2つです。どちらも条件で決まるので、当てはまるかどうかで判断してください。
慣れれば任せられますか?
慣れで変わるのは渡し方です。関係性の判断そのものは、渡す情報が増えないかぎり任せられません。
人が見る工程を省いてよいですか?
省くと数字の変化だけが出て、理由が分からない状態が、誰にも気づかれずに続きます。省くなら、あとで気づく仕組みを別に作ってください。
次にやること
3つあります。上から順にやってください。
- いまのやり方を1回ぶん測る
何分かかって、何回やり直したかを控えてください。測らずに移すと、効果を聞かれたときに答えられません。ここの35%は目安で、あなたの現場の数字ではありません。 - 1件だけ試す
変化を出させて自分で見る形で1件やってみてください。10日で試せます。全部を切り替えると、合わなかったときに戻す先がなくなります。 - 人に残る仕事を決める
関係性の判断は残ります。誰がやるかを決めずに移すと、抜け落ちたまま流れます。
営業・顧客はどこまで任せられるか
営業・顧客に入る9件を、任せられる範囲で数えました。顧客の解約の予兆を見つけるを移すかどうかの材料になります。
下書きを任せられるもの
9件のうち2件です。出てきたものを人が直す形なので、事故が起きにくいです。顧客の解約の予兆を見つけるはここには入りません。
手順ごと移せるもの
9件のうち4件です。例外に当たったときの判断は残ります。
判断が人に残るもの
9件のうち3件です。任せられるのは材料を並べるところまでです。顧客の解約の予兆を見つけるはここです。全部を任せるつもりで移すと、間違ったまま進みます。
この記事で使っている言葉
この記事には、当サイトが決めた言い方が3つ出てきます。移すかどうかの判断に関わるので、意味を先に書きます。削れる時間と移す日数は当サイトの見積もりで、作業量と慣れによって変わります。
移し方(判断は人が残す)
判断が中心なので、任せられるのは材料を並べるところまでです。決めるのは人です。判定は「どこまでを機械に渡せるか」で分けています。
削れる時間(35%)
手を動かす部分が減る割合です。関係性の判断は人に残るので、65%より下には行きません。確認と手直しの時間まで含めて見積もっています。
移す日数(10日)
試しに1件やってみるところまでと定義した当サイトの見積もりです。全部を切り替えるまでの日数ではありません。切り替える判断は、2週間の並走のあとです。
移したあとに起きること
1件動いてからのほうが長く付き合います。顧客の解約の予兆を見つけるで後から出てくる場面です。
人に残る仕事を誰も見なくなったとき
関係性の判断を飛ばすと、数字の変化だけが出て、理由が分からない状態が誰にも気づかれずに続きます。省くなら、あとで気づく仕組みを別に作ってください。
思ったより減らなかったとき
確認と手直しの時間を数え忘れていることが多いです。出てきたものを直す時間まで含めて測り直してください。それでも減っていなければ、この作業は移さないほうがいいです。やり取りの記録を残すので、戻れます。
渡す先の道具が変わったとき
手順そのものは変わりません。どこを任せてどこを人がやるかを決めてあれば、渡す先が変わるだけです。決めていない状態で道具を替えると、毎回ゼロから作り直すことになります。
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