データ・集計で「判断は人に残す」業務3件|いまと移したあと・合うAIモデル

掲載データの確認日 2026/10/15

100作業を同じ条件でそろえています

データ・集計で判断は人に残す業務のイメージ

データ・集計

データ・集計で判断は人に残す業務

業務
3件
判定
判断は人に残す
合うモデル
33件
判定で束ねる

データ・集計の業務のうち、当サイトの判定が「判断は人に残す」のものを3件集めました。いまのやり方と、AIに移したあとのやり方を並べ、移す前の確認・最初の指示・測り方・合うモデルまで1ページで進めます。

いまのやり方と、移したあと

業務いま移したあと人に残る仕事
数字の異常を見つける表を見て気づく条件から外れるものを出させる原因の特定
売上の予測を立てる実績から自分で読む傾向から案を出させる事情の反映
集計の定義を揃える関係者で決める既存の集計から定義を抜き出させる正しい定義の決定

「判断は人に残す」の意味

AIには材料の整理までを任せ、決める部分は人が持つ業務です。人の確認を手順に組み込んでから移します。

業務移しやすさ任せ方向かない場合
数字の異常を見つける人の確認を組み込んでから移す判断は人が残す扱う数字が少ない場合
売上の予測を立てる人の確認を組み込んでから移す判断は人が残す事業が単純な場合
集計の定義を揃える人の確認を組み込んでから移す判断は人が残す集計する人が1人の場合

移す前の確認

データ・集計の業務を移す前に0 / 6 確認ずみ

全部に印が付くまで、移さないでください。

移す手順

数字の異常を見つけるを例にした4段の手順です。ほかの業務も同じ順で進めます。

1. いまのやり方を1回測る

「表を見て気づく」に何分かかり、何回やり直したかを残します。移したあとと比べる材料になります。

2. 人に残る仕事を切り出す

「原因の特定」はAIに任せません。誰がいつやるかを先に決め、手順に書き込みます。

3. 1件だけ移して比べる

「条件から外れるものを出させる」の形で1件だけ通します。「閾値の外だけが出て、傾向の変化を見落とす」が起きないかを、ここで確かめます。

4. 続けるか戻すかを決める

記録を見て決めます。戻すときは「元データを残せば見直せる」。戻せる状態を残したまま広げてください。

移さなくてよい業務を先に外す

移さなくてよい業務を外す0 / 3 確認ずみ

当てはまるものは、無理に移さなくて構いません。

業務ごとの移し方

数字の異常を見つける

いま:表を見て気づく → 移したあと:条件から外れるものを出させる

  • 人に残る仕事:原因の特定
  • よくあるつまずき:閾値の外だけが出て、傾向の変化を見落とす
  • 戻し方:元データを残せば見直せる
  • 向かない場合:扱う数字が少ない場合

移す手順・人に残る仕事・効果の測り方・元に戻す手順

売上の予測を立てる

いま:実績から自分で読む → 移したあと:傾向から案を出させる

  • 人に残る仕事:事情の反映
  • よくあるつまずき:過去の延長線が出るだけで、変化点が入らない
  • 戻し方:実績データを残す
  • 向かない場合:事業が単純な場合

移す手順・人に残る仕事・効果の測り方・元に戻す手順

集計の定義を揃える

いま:関係者で決める → 移したあと:既存の集計から定義を抜き出させる

  • 人に残る仕事:正しい定義の決定
  • よくあるつまずき:定義の候補が並ぶが、どれが正しいか決まらない
  • 戻し方:過去の集計を残す
  • 向かない場合:集計する人が1人の場合

移す手順・人に残る仕事・効果の測り方・元に戻す手順

AIに渡す最初の指示

「移したあと」のやり方で、AIに最初に渡す指示です。人に残る仕事はAIにやらせず、印を付けて返させます。

「数字の異常を見つける」をAIに頼む
これから「数字の異常を見つける」を手伝ってもらいます。
いままでは「表を見て気づく」でしていましたが、「条件から外れるものを出させる」に変えます。

【材料】[ここに貼る]
【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ]

【守ること】
・「原因の特定」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける
・材料にないことは書かず「材料にない」と書く
・閾値の外だけが出て、傾向の変化を見落とすことがないよう、迷う箇所は質問を返す

[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。

「売上の予測を立てる」をAIに頼む
これから「売上の予測を立てる」を手伝ってもらいます。
いままでは「実績から自分で読む」でしていましたが、「傾向から案を出させる」に変えます。

【材料】[ここに貼る]
【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ]

【守ること】
・「事情の反映」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける
・材料にないことは書かず「材料にない」と書く
・過去の延長線が出るだけで、変化点が入らないことがないよう、迷う箇所は質問を返す

[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。

「集計の定義を揃える」をAIに頼む
これから「集計の定義を揃える」を手伝ってもらいます。
いままでは「関係者で決める」でしていましたが、「既存の集計から定義を抜き出させる」に変えます。

【材料】[ここに貼る]
【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ]

【守ること】
・「正しい定義の決定」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける
・材料にないことは書かず「材料にない」と書く
・定義の候補が並ぶが、どれが正しいか決まらないことがないよう、迷う箇所は質問を返す

[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。

効果を測る

データ・集計の業務を1件試したときの記録

移す前と後で、同じ1件を比べます。

【業務】[ ]

【いま】かかった時間[ ]分/やり直し[ ]回
【移したあと】かかった時間[ ]分/やり直し[ ]回
【人に残った仕事】[ ]分

【出てきたもの】そのまま使えた/直した(直した箇所[ ])
【起きたつまずき】[ ]
【判断】続ける/やめる/もう1件
【やめるときの戻し方】[ ]

人に残る仕事の担当を決める

AIに移しても、人に残る仕事は消えません。担当を書いて共有しておくと、抜け落ちを防げます。

人に残る仕事の担当表
【部署】[ ] 【見直す日】[ ]

・数字の異常を見つける:原因の特定 → 担当[ ]/いつ[ ]
・売上の予測を立てる:事情の反映 → 担当[ ]/いつ[ ]
・集計の定義を揃える:正しい定義の決定 → 担当[ ]/いつ[ ]

【困ったときの相談先】[ ]

社内に説明する

上長に出す一言の報告
【試した業務】数字の異常を見つける・売上の予測を立てる・集計の定義を揃える
【判定】判断は人に残す(当サイトの判定を参考)
【試した結果】時間[ ]分→[ ]分/やり直し[ ]回→[ ]回
【人に残す仕事と担当】[ ]
【続けるかどうか】[ ]
【費用】[使ったモデルと月の目安]

データ・集計の業務に要る機能と、合うモデル

データ・集計の業務で効くのはファイルをそのまま渡せることです。表やPDFを貼り付け直さずに渡せると、転記の誤りが減ります。掲載76件のうち、この条件に合うのは33件でした。

候補なぜ候補か一度に読める量入力100万
GPT-6 Luna Pro単価がいちばん安い1,050,000$0.1
Grok 4.20 Multi-Agent一度に読める量がいちばん多い2,000,000$1.25
Mistral Medium 3.5別の提供元で、単価が中くらい262,144$1.5

GPT-6 Luna Pro(単価がいちばん安い)

OpenAIのモデルです。入力100万トークン$0.1(目安15円)。件数が多い作業ほど差が出ます。渡せる入力はファイル・画像・文字。

Grok 4.20 Multi-Agent(一度に読める量がいちばん多い)

xAIのモデルです。2,000,000トークン(原稿用紙でおよそ3,571枚)。資料を分けずに渡せます。渡せる入力は文字・画像・ファイル。

Mistral Medium 3.5(別の提供元で、単価が中くらい)

Mistral AIのモデルです。Mistral AIのモデルで、入力100万トークン$1.5。1社に寄せないための比べ先になります。渡せる入力は文字・画像・ファイル。

並べているのは公表されている仕様と単価だけで、出来の良し悪しの順位ではありません。同じ材料で1回ずつ試して、自分の作業で比べてください。

費用の目安を計算する

APIの料金は、読ませた量と書かせた量の両方にかかります。単価から3つの使い方の費用を出しました(入力・出力の量は当サイトの目安、1ドル150円)。

モデルメールの下書き1,000通会議の要約100本問い合わせの一次返信5,000件
GPT-6 Luna Pro$0.7(105円)$0.25(38円)$1.75(263円)
GPT-6 Luna$0.7(105円)$0.25(38円)$1.75(263円)
GPT-5.6 Luna Pro$1.6(240円)$0.54(81円)$4(600円)
GPT-5.6 Luna$1.6(240円)$0.54(81円)$4(600円)
Gemini 3.1 Flash Lite$2(300円)$0.675(101円)$5(750円)
Gemini 3.5 Flash Lite$3.1(465円)$0.95(143円)$7.75(1,163円)
Nova 2 Lite$3.1(465円)$0.95(143円)$7.75(1,163円)
Devstral 2 2512$2.8(420円)$1(150円)$7(1,050円)
Gemini 3.8 Flash$5.25(788円)$1.875(281円)$13.125(1,969円)
Gemini 3.7 Flash$5.25(788円)$1.875(281円)$13.125(1,969円)
自分の量で計算する式

件数と1件の長さを入れると、月の費用の目安が出ます。

【1件の入力】[ ]トークン(日本語は1字およそ1〜1.5トークン)
【1件の出力】[ ]トークン
【月の件数】[ ]件

入力の費用 = 1件の入力 × 月の件数 ÷ 1,000,000 × 入力の単価
出力の費用 = 1件の出力 × 月の件数 ÷ 1,000,000 × 出力の単価
月の費用 = 入力の費用 + 出力の費用(ドル)× 為替

ファイルをそのまま渡せるモデル33件

モデル(提供元)一度に読める量100万トークン 入力/出力
GPT-6 Luna Pro(OpenAI)1,050,000$0.1/$0.5
GPT-6 Luna(OpenAI)1,050,000$0.1/$0.5
GPT-5.6 Luna Pro(OpenAI)1,050,000$0.2/$1.2
GPT-5.6 Luna(OpenAI)1,050,000$0.2/$1.2
Gemini 3.1 Flash Lite(Google)1,048,576$0.25/$1.5
Gemini 3.5 Flash Lite(Google)1,048,576$0.3/$2.5
Nova 2 Lite(Amazon)1,000,000$0.3/$2.5
Devstral 2 2512(Mistral AI)262,144$0.4/$2
Gemini 3.8 Flash(Google)1,048,576$0.75/$3.75
Gemini 3.7 Flash(Google)1,048,576$0.75/$3.75
Gemini 3.6 Flash(Google)1,048,576$0.75/$3.75
Grok Build 0.1(xAI)256,000$1/$2
Grok 4.20 Multi-Agent(xAI)2,000,000$1.25/$2.5
Grok 4.3(xAI)1,000,000$1.25/$2.5
Gemini 3.5 Flash(Google)1,048,576$1.5/$9
Mistral Medium 3.5(Mistral AI)262,144$1.5/$7.5
Grok 4.7(xAI)500,000$1.6/$4.8
GPT-6 Sol Pro(OpenAI)1,050,000$2/$10
GPT-6 Sol(OpenAI)1,050,000$2/$10
GPT-5.6 Terra Pro(OpenAI)1,050,000$2/$12

ほかに13件あります(入力の単価が高い順に省略)。

データ・集計の業務で、合うモデルが一度に読める量

やりたいことに要るおおよその量と、この中のモデルのうち一度に読めるものの数です。足りないモデルでは、資料を分けて渡すことになります。

やりたいこと要るおおよその量一度に読めるモデル
メール1通を書かせる1,000トークン33件/33件
A4の資料1枚を読ませる2,000トークン33件/33件
1時間の会議の文字起こしを要約15,000トークン33件/33件
契約書1通を読ませる20,000トークン33件/33件
本1冊を読ませる150,000トークン33件/33件
社内規程一式(本5冊ほど)750,000トークン27件/33件

モデルを使う前に決めること

APIのモデルを社内で使う前に0 / 5 確認ずみ

試す前に、情シスや上長と決めておくことです。

この記事で使っている言葉

コンテキスト(一度に読める量)

1回のやり取りで渡せる文章の長さです。足りないと、前に渡したところを忘れます。大きいほど長い資料を分けずに渡せますが、読ませた分だけ費用もかかります。

トークン

AIが文章を数える単位です。日本語はおおむね1字が1〜1.5トークン。料金も読める量も、このトークンで数えます。

入力の単価・出力の単価

100万トークンあたりの米ドルです。読ませた量に入力の単価、書かせた量に出力の単価がかかります。出力のほうが高いのが普通です。

仕様はhttps://openrouter.ai/api/v1/modelsから2026-09-25に取ったものです。OpenRouter が各提供元から集めて公開している仕様です。単価は100万トークンあたりの米ドル。ベンチマークの点数や順位は含みません。

データ・集計のほかの業務

表の数字を別の表に写す

判定は「一部だけAI化する」。いまは画面を見ながら手で入力、移したあとは読み取らせて突き合わせる。人に残るのは一致しなかったものの確認。表の数字を別の表に写す

売上の数字をまとめる

判定は「一部だけAI化する」。いまは表計算で集計する、移したあとは集計と要約をさせる。人に残るのは異常値の判断。売上の数字をまとめる

複数の表を1つにまとめる

判定は「一部だけAI化する」。いまはコピーして貼る、移したあとは突き合わせて結合させる。人に残るのは重複と欠損の判断。複数の表を1つにまとめる

データの誤りを直す

判定は「一部だけAI化する」。いまは目で見て直す、移したあとはおかしいものを出させて直す。人に残るのは正しい値の判断。データの誤りを直す

データ・集計のほかの判定

よくある質問

全部まとめて移したほうが早くありませんか?

比べる相手がいなくなるので、効果を説明できなくなります。1件ずつ移して、測ってから広げてください。

どのモデルがいちばん良いですか?

当サイトは点数や順位を持っていません。上の候補を同じ材料で試し、自分の作業で正しさと直す手間を比べて決めてください。

人に残る仕事は、いずれAIに任せられますか?

この3件の「人に残る仕事」は、間違えたときの影響が大きいか、判断の材料がAIに渡らないものです。任せるかどうかは、移したあとの記録を見てから決めます。

次にやること

  • 1件選ぶ
    上の表から、いちばん手間のかかっている業務を1件選びます。
    数字の異常を見つける
  • いまのやり方を測る
    移す前の1回を測っておかないと、効果を説明できません。
  • 合うモデルを2つ試す
    候補から2つ選び、同じ材料で比べます。