「数字の異常を見つける」をAIに移しても、原因の特定は人に残ります。ここを任せると事故になります。何が残るのかを整理しました。
人に残る仕事
原因の特定です。この作業は判断が中心なので、任せられるのは材料を並べるところまでです。決めるのは人です。
| 分類 | データ・集計当サイト整理 |
|---|---|
| いまのやり方 | 表を見て気づく当サイト整理 |
| 移したあとのやり方 | 条件から外れるものを出させる当サイト整理 |
| 人に残る仕事 | 原因の特定当サイト判断 |
| 削れる時間の目安 | 45%当サイト試算 |
| 移すのにかかる日数 | 10日当サイト試算 |
| 移し方 | 判断は人が残す当サイト判断 |
| この表の数字について | 削れる時間は、任せられる範囲(下書きだけか、手順ごとか、判断は人に残すか)から当サイトが見積もった目安です。移すのにかかる日数は「試しに1件やってみるところまで」と定義しています。どちらも作業量と慣れによって変わります。移す前に、いまのやり方を1回ぶん測ってください。 |
任せると何が起きるか
閾値の外だけが出て、傾向の変化を見落とす
これは道具の性能の問題ではありません。原因の特定に必要な情報が、そもそも渡されていないからです。渡せない情報がある以上、ここは人が持つしかありません。
残る仕事をどう軽くするか
減らせないなら、やりやすくします。条件から外れるものを出させる形にすると、人が見るのは出てきたものだけになります。それでも55%は残ります。データ・集計のなかでは残るほうです。
データ・集計のなかでの効き方
データ・集計に入る7件を、削れる時間の大きい順に並べました。「数字の異常を見つける」は5番目です。手をつける順は、この並びで決めてください。
| 位置 | 作業 | 削れる時間 | 移す日数 |
|---|---|---|---|
| いちばん効く | 表の数字を別の表に写す | 70% | 7日 |
| まんなか | 売上の数字をまとめる | 45% | 7日 |
| いちばん効かない | 売上の予測を立てる | 35% | 10日 |
「数字の異常を見つける」を移さないほうがよい場合
扱う数字が少ない場合は、いまのやり方のままで構いません。移すのに10日かかって、削れるのは45%です。もともとの作業量が少なければ、移す手間を回収できません。
この作業は判断が中心です。原因の特定は人に残ります。全部を任せるつもりで移すと、間違ったまま進む事故が起きます。
同じデータ・集計なら、表の数字を別の表に写すのほうが効きます(70%削減・7日)。先に移すならそちらです。
データ・集計のほかの作業
- 表の数字を別の表に写す(70%削減・7日)
- 売上の数字をまとめる(45%削減・7日)
- 売上の予測を立てる(35%削減・10日)
- 複数の表を1つにまとめる(60%削減・7日)
- 集計の定義を揃える(40%削減・10日)
- データの誤りを直す(55%削減・7日)
よくある質問
慣れれば任せられますか?
慣れで変わるのは渡し方です。原因の特定そのものは、渡す情報が増えないかぎり任せられません。
人が見る工程を省いてよいですか?
省くと閾値の外だけが出て、傾向の変化を見落とす状態が、誰にも気づかれずに続きます。省くなら、あとで気づく仕組みを別に作ってください。
次にやること
3つあります。上から順にやってください。
- いまのやり方を1回ぶん測る
何分かかって、何回やり直したかを控えてください。測らずに移すと、効果を聞かれたときに答えられません。ここの45%は目安で、あなたの現場の数字ではありません。 - 1件だけ試す
条件から外れるものを出させる形で1件やってみてください。10日で試せます。全部を切り替えると、合わなかったときに戻す先がなくなります。 - 人に残る仕事を決める
原因の特定は残ります。誰がやるかを決めずに移すと、抜け落ちたまま流れます。
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