営業・顧客で「AIへ移しやすい」業務2件|いまと移したあと・合うAIモデル

掲載データの確認日 2026/10/15

100作業を同じ条件でそろえています

営業・顧客でAIへ移しやすい業務のイメージ

営業・顧客

営業・顧客でAIへ移しやすい業務

業務
2⁠件
判定
AIへ移しやすい
合うモデル
44⁠件
判定で束ねる

営業・顧客の業務のうち、当サイトの判定が「AIへ移しやすい」のものを2⁠件集めました。いまのやり方と、AIに移したあとのやり方を並べ、移す前の確認・最初の指示・測り方・合うモデルまで1ページで進めます。

いまのやり方と、移したあと

業務いま移したあと人に残る仕事
名刺の情報を台帳に入れる見ながら手で入力読み取らせて確認する部署名の表記ゆれ
取引先へのお礼状を書く過去の文面を書き換える要点から下書きさせる個別の言及

「AIへ移しやすい」の意味

まず1⁠件だけ試して、結果を見てから広げてよい業務です。間違っても取り返しがつき、元に戻す手段も残せます。

業務移しやすさ任せ方向かない場合
名刺の情報を台帳に入れるまず1⁠件試せる下書きを任せる受け取る枚数が少ない場合
取引先へのお礼状を書くまず1⁠件試せる下書きを任せる送る相手が少ない場合

移す前の確認

営業・顧客の業務を移す前に0 / 5 確認ずみ

全部に印が付くまで、移さないでください。

移す手順

名刺の情報を台帳に入れるを例にした4段の手順です。ほかの業務も同じ順で進めます。

1. いまのやり方を1回測る

「見ながら手で入力」に何分かかり、何回やり直したかを残します。移したあとと比べる材料になります。

2. 人に残る仕事を切り出す

「部署名の表記ゆれ」はAIに任せません。誰がいつやるかを先に決め、手順に書き込みます。

3. 1⁠件だけ移して比べる

「読み取らせて確認する」の形で1⁠件だけ通します。「似た会社名が統合されず、二重に登録される」が起きないかを、ここで確かめます。

4. 続けるか戻すかを決める

記録を見て決めます。戻すときは「名刺の画像を残せば、あとから直せる」。戻せる状態を残したまま広げてください。

移さなくてよい業務を先に外す

移さなくてよい業務を外す0 / 2 確認ずみ

当てはまるものは、無理に移さなくて構いません。

業務ごとの移し方

名刺の情報を台帳に入れる

いま:見ながら手で入力 → 移したあと:読み取らせて確認する

  • 人に残る仕事:部署名の表記ゆれ
  • よくあるつまずき:似た会社名が統合されず、二重に登録される
  • 戻し方:名刺の画像を残せば、あとから直せる
  • 向かない場合:受け取る枚数が少ない場合

移す手順・人に残る仕事・効果の測り方・元に戻す手順

取引先へのお礼状を書く

いま:過去の文面を書き換える → 移したあと:要点から下書きさせる

  • 人に残る仕事:個別の言及
  • よくあるつまずき:当たり障りのない文になり、送った意味が薄れる
  • 戻し方:過去の文面を残す
  • 向かない場合:送る相手が少ない場合

移す手順・人に残る仕事・効果の測り方・元に戻す手順

AIに渡す最初の指示

「移したあと」のやり方で、AIに最初に渡す指示です。人に残る仕事はAIにやらせず、印を付けて返させます。

「名刺の情報を台帳に入れる」をAIに頼む
これから「名刺の情報を台帳に入れる」を手伝ってもらいます。
いままでは「見ながら手で入力」でしていましたが、「読み取らせて確認する」に変えます。

【材料】[ここに貼る]
【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ]

【守ること】
・「部署名の表記ゆれ」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける
・材料にないことは書かず「材料にない」と書く
・似た会社名が統合されず、二重に登録されることがないよう、迷う箇所は質問を返す

[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。

「取引先へのお礼状を書く」をAIに頼む
これから「取引先へのお礼状を書く」を手伝ってもらいます。
いままでは「過去の文面を書き換える」でしていましたが、「要点から下書きさせる」に変えます。

【材料】[ここに貼る]
【出す形】[表/箇条書き/文章。長さ]

【守ること】
・「個別の言及」はAIの側で決めず、該当する箇所に[人が確認]と印を付ける
・材料にないことは書かず「材料にない」と書く
・当たり障りのない文になり、送った意味が薄れることがないよう、迷う箇所は質問を返す

[ ][ ]を自分の材料に置き換えてください。

効果を測る

営業・顧客の業務を1⁠件試したときの記録

移す前と後で、同じ1⁠件を比べます。

【業務】[ ]

【いま】かかった時間[ ]分/やり直し[ ]回
【移したあと】かかった時間[ ]分/やり直し[ ]回
【人に残った仕事】[ ]分

【出てきたもの】そのまま使えた/直した(直した箇所[ ])
【起きたつまずき】[ ]
【判断】続ける/やめる/もう1⁠件
【やめるときの戻し方】[ ]

人に残る仕事の担当を決める

AIに移しても、人に残る仕事は消えません。担当を書いて共有しておくと、抜け落ちを防げます。

人に残る仕事の担当表
【部署】[ ] 【見直す日】[ ]

・名刺の情報を台帳に入れる:部署名の表記ゆれ → 担当[ ]/いつ[ ]
・取引先へのお礼状を書く:個別の言及 → 担当[ ]/いつ[ ]

【困ったときの相談先】[ ]

社内に説明する

上長に出す一言の報告
【試した業務】名刺の情報を台帳に入れる・取引先へのお礼状を書く
【判定】AIへ移しやすい(当サイトの判定を参考)
【試した結果】時間[ ]分→[ ]分/やり直し[ ]回→[ ]回
【人に残す仕事と担当】[ ]
【続けるかどうか】[ ]
【費用】[使ったモデルと月の目安]

営業・顧客の業務に要る機能と、合うモデル

営業・顧客の業務で効くのは商談の記録を長く読めることです。過去のやり取りを全部渡して要点を出させるので、一度に読める量が効きます。掲載76⁠件のうち、この条件に合うのは44⁠件でした。

候補なぜ候補か一度に読める量入力100⁠万
DeepSeek V4 Flash 0731単価がいちばん安い1,310,720$0.03
Grok 4.20 Multi-Agent一度に読める量がいちばん多い2,000,000$1.25
GPT-6 Sol Pro別の提供元で、単価が中くらい1,050,000$2

DeepSeek V4 Flash 0731(単価がいちばん安い)

DeepSeekのモデルです。入力100⁠万トークン$0.03(目安5⁠円)。件数が多い作業ほど差が出ます。渡せる入力は文字。

Grok 4.20 Multi-Agent(一度に読める量がいちばん多い)

xAIのモデルです。2,000,000トークン(原稿用紙でおよそ3,571枚)。資料を分けずに渡せます。渡せる入力は文字・画像・ファイル。

GPT-6 Sol Pro(別の提供元で、単価が中くらい)

OpenAIのモデルです。OpenAIのモデルで、入力100⁠万トークン$2。1⁠社に寄せないための比べ先になります。渡せる入力はファイル・画像・文字。

並べているのは公表されている仕様と単価だけで、出来の良し悪しの順位ではありません。同じ材料で1回ずつ試して、自分の作業で比べてください。

費用の目安を計算する

APIの料金は、読ませた量と書かせた量の両方にかかります。単価から3つの使い方の費用を出しました(入力・出力の量は当サイトの目安、1ドル150⁠円)。

モデルメールの下書き1,000通会議の要約100本問い合わせの一次返信5,000⁠件
DeepSeek V4 Flash 0731$0.38(57⁠円)$0.109(16⁠円)$0.95(143⁠円)
DeepSeek V4 Flash 0423$0.196(29⁠円)$0.093(14⁠円)$0.49(74⁠円)
Llama 4 Scout$0.5(75⁠円)$0.21(32⁠円)$1.25(188⁠円)
GPT-6 Luna Pro$0.7(105⁠円)$0.25(38⁠円)$1.75(263⁠円)
GPT-6 Luna$0.7(105⁠円)$0.25(38⁠円)$1.75(263⁠円)
DeepSeek V4.1 Flash$0.9(135⁠円)$0.345(52⁠円)$2.25(338⁠円)
Qwen3.8 Omni Flash$0.77(116⁠円)$0.319(48⁠円)$1.925(289⁠円)
Qwen3.8 Flash$0.77(116⁠円)$0.319(48⁠円)$1.925(289⁠円)
Llama 4 Maverick$1.029(154⁠円)$0.413(62⁠円)$2.573(386⁠円)
GPT-5.6 Luna Pro$1.6(240⁠円)$0.54(81⁠円)$4(600⁠円)
自分の量で計算する式

件数と1⁠件の長さを入れると、月の費用の目安が出ます。

【1⁠件の入力】[ ]トークン(日本語は1字およそ1〜1.5トークン)
【1⁠件の出力】[ ]トークン
【月の件数】[ ]件

入力の費用 = 1⁠件の入力 × 月の件数 ÷ 1,000,000 × 入力の単価
出力の費用 = 1⁠件の出力 × 月の件数 ÷ 1,000,000 × 出力の単価
月の費用 = 入力の費用 + 出力の費用(ドル)× 為替

商談の記録を長く読めるモデル44⁠件

モデル(提供元)一度に読める量100⁠万トークン 入力/出力
DeepSeek V4 Flash 0731(DeepSeek)1,310,720$0.03/$0.32
DeepSeek V4 Flash 0423(DeepSeek)1,048,576$0.049/$0.098
Llama 4 Scout(Meta)1,310,720$0.1/$0.3
GPT-6 Luna Pro(OpenAI)1,050,000$0.1/$0.5
GPT-6 Luna(OpenAI)1,050,000$0.1/$0.5
DeepSeek V4.1 Flash(DeepSeek)1,048,576$0.15/$0.6
Qwen3.8 Omni Flash(Alibaba(Qwen))1,000,000$0.15/$0.47
Qwen3.8 Flash(Alibaba(Qwen))1,000,000$0.15/$0.47
Llama 4 Maverick(Meta)1,048,576$0.188/$0.653
GPT-5.6 Luna Pro(OpenAI)1,050,000$0.2/$1.2
GPT-5.6 Luna(OpenAI)1,050,000$0.2/$1.2
Gemini 3.1 Flash Lite(Google)1,048,576$0.25/$1.5
Gemini 3.5 Flash Lite(Google)1,048,576$0.3/$2.5
Nova 2 Lite(Amazon)1,000,000$0.3/$2.5
GLM 5.3 FlashX(Z.ai)1,048,576$0.37/$1.25
Qwen3.8 27B(Alibaba(Qwen))1,000,000$0.42/$3
DeepSeek V4 Pro 0813(DeepSeek)1,048,576$0.462/$1.386
Gemini 3.8 Flash(Google)1,048,576$0.75/$3.75
Gemini 3.7 Flash(Google)1,048,576$0.75/$3.75
Gemini 3.6 Flash(Google)1,048,576$0.75/$3.75

ほかに24⁠件あります(入力の単価が高い順に省略)。

営業・顧客の業務で、合うモデルが一度に読める量

やりたいことに要るおおよその量と、この中のモデルのうち一度に読めるものの数です。足りないモデルでは、資料を分けて渡すことになります。

やりたいこと要るおおよその量一度に読めるモデル
メール1通を書かせる1,000トークン44⁠件/44⁠件
A4の資料1枚を読ませる2,000トークン44⁠件/44⁠件
1⁠時間の会議の文字起こしを要約15,000トークン44⁠件/44⁠件
契約書1通を読ませる20,000トークン44⁠件/44⁠件
本1冊を読ませる150,000トークン44⁠件/44⁠件
社内規程一式(本5冊ほど)750,000トークン44⁠件/44⁠件

モデルを使う前に決めること

APIのモデルを社内で使う前に0 / 5 確認ずみ

試す前に、情シスや上長と決めておくことです。

この記事で使っている言葉

コンテキスト(一度に読める量)

1回のやり取りで渡せる文章の長さです。足りないと、前に渡したところを忘れます。大きいほど長い資料を分けずに渡せますが、読ませた分だけ費用もかかります。

トークン

AIが文章を数える単位です。日本語はおおむね1字が1〜1.5トークン。料金も読める量も、このトークンで数えます。

入力の単価・出力の単価

100⁠万トークンあたりの米ドルです。読ませた量に入力の単価、書かせた量に出力の単価がかかります。出力のほうが高いのが普通です。

仕様はhttps://openrouter.ai/api/v1/modelsから2026-09-25に取ったものです。OpenRouter が各提供元から集めて公開している仕様です。単価は100⁠万トークンあたりの米ドル。ベンチマークの点数や順位は含みません。

営業・顧客のほかの業務

見積書を作る

判定は「一部だけAI化する」。いまは過去の見積を書き換える、移したあとは条件から下書きを出させる。人に残るのは値引きの判断。見積書を作る

顧客への提案内容を考える

判定は「判断は人に残す」。いまは過去の事例から考える、移したあとは案を複数出させて選ぶ。人に残るのは相手の事情の反映。顧客への提案内容を考える

顧客の履歴をまとめる

判定は「一部だけAI化する」。いまは記録を追って書く、移したあとは時系列でまとめさせる。人に残るのは重要な出来事の判断。顧客の履歴をまとめる

契約更新の可否を判断する

判定は「判断は人に残す」。いまは実績と経緯を見て決める、移したあとは材料を並べさせて自分で決める。人に残るのは関係性の判断。契約更新の可否を判断する

外注先への指示書を書く

判定は「一部だけAI化する」。いまは過去の指示書を書き換える、移したあとは要件から下書きさせる。人に残るのは品質の基準。外注先への指示書を書く

顧客の要望を分類する

判定は「一部だけAI化する」。いまは読んで振り分ける、移したあとは分類させて確かめる。人に残るのは重要な少数意見。顧客の要望を分類する

顧客の解約の予兆を見つける

判定は「判断は人に残す」。いまはやり取りから感じ取る、移したあとは変化を出させて自分で見る。人に残るのは関係性の判断。顧客の解約の予兆を見つける

営業・顧客のほかの判定

よくある質問

全部まとめて移したほうが早くありませんか?

比べる相手がいなくなるので、効果を説明できなくなります。1⁠件ずつ移して、測ってから広げてください。

どのモデルがいちばん良いですか?

当サイトは点数や順位を持っていません。上の候補を同じ材料で試し、自分の作業で正しさと直す手間を比べて決めてください。

人に残る仕事は、いずれAIに任せられますか?

この2⁠件の「人に残る仕事」は、間違えたときの影響が大きいか、判断の材料がAIに渡らないものです。任せるかどうかは、移したあとの記録を見てから決めます。

次にやること

  • 1⁠件選ぶ
    上の表から、いちばん手間のかかっている業務を1⁠件選びます。
    名刺の情報を台帳に入れる
  • いまのやり方を測る
    移す前の1回を測っておかないと、効果を説明できません。
  • 合うモデルを2つ試す
    候補から2つ選び、同じ材料で比べます。